お通夜
お通夜の本当の意味
お通夜の本当の意味は?と聞かれても少々戸惑うかもしませんが、”通夜”とはご存じも通り、故人に親しい人たちが集まり、夜を徹して遺族と共に故人を囲んで、別れを惜しむ葬送の儀式のことを言います。
また通夜は”お伽”(おとぎ)”夜伽”(よとぎ)とも呼ばれ、この”伽”とは話し相手になって慰めたり機嫌をとったりすることをいいます。 本来のお通夜の意味とは、親しい者たちによって、夜通し死者を魔界の邪霊から守るという意味が込められいて、死者が邪霊の世界に引き込まれるのを拒む囲いとなります。
実際は現在においては本当に夜を徹しての通夜は少なり、いわゆる半通夜の形式で時間的には1時間から2時間程度になってしまいました。また灯明ですが、これは“死者の霊があの夜で迷わないように守り続ける”という意味があります。そのため、祭壇の灯明は絶やさないのが、習わしとなっています。
服装について
故人が逝去された日の夜に弔問に訪れる方は、必ずしも自宅に来られる方ばかりとは限らないでしょう。故人が生前にずっと入院していたことを知っている方や見舞いに来られたことのある方の場合は、報せを聞いて病院の方へ駆けつけることもあります。また、遠距離の親戚が夜遅くなって到着する可能性も少なくありません。
そういった色々なケースを考えると、仮通夜の晩には、家人は必ずしも正装の喪服を着ていなくてもよいと思われます。光らない素材で黒を基調とした服であれば構わないでしょう。告別式前夜の本通夜は正装の喪服を着用する必要があります。
この時には、自宅でも、それ以外の場所でも、祭壇が作られ、読経も行われます。焼香される弔問客の前で家族は居並んで礼を返すので、その時は喪服をきちんと用意しておくことが必要です。
お通夜マナーとしての作法
最近の傾向としては、一般の弔問の方々も多くなりましたので、通夜も式次第にのっとって行われる、いわゆる明日の葬式・葬儀の一つのシステム化といった流れがあり「通夜式」とも呼ばれています。また式場は自宅の場合もありますが、広さと簡便化を鑑みればお寺、斎場、公民館などが利用されるようになりました。
※ 死亡の知らせは簡便に事実だけを知らせます。
身内の死亡の知らせは、現在では電話で知らせるのが一般的ですが、電報で知らせる場合もあるようです。
知らせる相手が友人などの場合、故人との親密関係が優先しますので、主だった人に伝え、他の人たちへの連絡を頼んでおきます。勤務先の場合は、直属の上司に知らせるのが原則になりますが、故人が会社のトップなら次席の方に連絡をします。
知らせは、手短に死亡の事実だけを伝えますが、相手によっては死亡前後を説明する事もあります。
故人の親密度によって伝える側はワンパターンを繰り返す分けには行かないので、臨機応変の対応が必要になりますが、基本は相手から聞かれたことのみに対し、手短に返答することです。
お通夜、告別式、葬儀といった日取りがまだ決まってない場合「とりあえずお知らせいたします、詳しいことが決まりしだいご連絡を差し上げます」と一言添えてください。
現在においては、死亡の翌日から週末には通夜、翌日もしくは翌々日には告別式、葬儀が行われます、葬儀まで時間がある場合は、死亡通知の手紙を書く場合もありますが、この死亡通知には、葬儀の日時、場所そして、葬儀の形式(仏式・神式・キリスト教など)も明記してください。
さらに故人の社会的地位や、知名度により新聞に死亡広告をだす事もあります。
もちろん、死亡前後から火葬までの葬儀の準備、段取り進行は、葬儀屋さんに頼めば一切を取り仕切っていただけます。しかし等の故人の意志の尊重や遺族の意向が反映されないのでは困りますので、しっかりと葬儀のマナーを知ることが必要になります。

